自転車を車に積むならキャリアか、折りたたみでトランクに入れるか?
車で出かけた先で自転車に乗りたい。積み方は2つあって、車の後ろにキャリアを付けるか、畳んで荷室に入れるかで迷います。
先に測るのは車のほうです。畳んだ折りたたみ自転車は幅80〜90cm・高さ64〜73cmに収まるので、荷室の開口部がこれを超えていれば入ります。
入るならキャリアの費用はまるごと不要です。入らない車や毎週積む使い方なら、キャリアのほうが体は楽になります。はじめに畳んで入るかを測るをご確認ください。
キャリアを買う前に、畳んで入るかを測る
見るのは荷室の広さより、荷物を入れる開口部の高さです。
荷室の奥が広くても、開口部が低ければ自転車は通りません。逆に開口部さえ通れば、あとは寝かせて置けます。
- 開口部の高さ…畳んだ自転車の短いほうの辺が通るか
- 開口部の幅…横に寝かせたときの長さが通るか
- 奥行き…後席を倒せば足りることが多い
畳んだ実寸はカタログに書いてある
定番モデルの折りたたみサイズを並べると、だいたいの目安がつかめます。
| モデル | ホイール | 畳んだ寸法 | 通せる開口部の目安 |
|---|---|---|---|
| DAHON Route | 20インチ | W89×H64×D34cm | 高さ65cm・幅90cm |
| Tern Link A7 | 20インチ | W80×H73×D39.5cm | 高さ74cm・幅81cm |
| 16インチ級の小型 | 16インチ | W70×H60×D35cm前後 | 高さ60cm・幅70cm |
同じ20インチでも、DAHONは低く広い形、Ternは狭く高い形になります。開口部が低い車ならDAHON型、幅の狭い車ならTern型が通りやすい形です。
測るのは荷室ではなく開口部
メジャーを縦に当てて、バンパー上端からゲートの内側までの高さを測ります。ここが通せる高さです。
セダンのトランクは奥行きがあっても開口部が低く、20インチが立ったまま入らないことがあります。後席を倒して室内から積むほうが早いです。
2台積むなら話が変わる
1台なら荷室でおさまっても、2台になると人の荷物が乗りません。家族で出かける使い方はキャリアの出番です。
キャリアの型そのものの選び方はサイクルキャリアはリアとルーフどっち?にまとめています。
キャリアと車内積みで変わる3つ
差が出るのはお金・手間・決まりごとの3つです。
かかるお金はキャリア代か、荷室を守る道具代か
背面に付けるサイクルキャリアは、5千円台から2万円台が目安です。車内に積むほうは、荷室を守るシートと固定バンドで数千円に収まります。
年に数回の使い方なら、この差はそのまま浮きます。毎週末に積むなら、キャリアの取り付けやすさが効いてきます。
積み下ろしの回数が増えるほど差が出る
車内積みは畳む・持ち上げる・寝かせるの3動作です。12kg前後の車体を腰の高さまで上げる必要があり、この重さは電車で運ぶときと同じ壁になります。
キャリアは自転車を畳まずに載せられますが、キャリア自体の脱着が毎回つきまといます。どちらが楽かは体格と回数で変わります。
ナンバーと灯火が隠れると違反になる
背面キャリアで気をつけるのはここです。ナンバープレートやブレーキランプが自転車で隠れると、整備不良や番号標の表示義務の違反に問われます。
- ナンバーはどの方向からも読めること。斜めからの見え方も確認する
- テールランプ・ブレーキランプ・方向指示器を自転車でふさがない
- 後ろへのはみ出しは車両全長の10分の1まで。乗用車なら40〜50cmが目安
- 左右へのはみ出しは車幅から各10cmまで。超えるなら制限外積載許可が必要
車内に積む場合はこの心配がありません。決まりごとの少なさは、荷室に入る車にとっては大きな利点です。
おすすめ商品
台数と開口部の高さが分かれば、買うものは自然に決まります。2問で候補を絞ってみてください。
Q1. 積むのは何台ですか?
| 積み方 | かかるお金 | 積み下ろし | 決まりごと |
|---|---|---|---|
| 荷室に寝かせる | 1,000〜3,000円(保護と固定) | 畳んで持ち上げる | とくになし |
| 車内ラックで立てる | 1万円台後半 | 前輪を外す車種もある | 後席がひとつ埋まる |
| 背面キャリア | 5,000円〜2万円台 | 畳まずに載せられる | ナンバー・灯火・はみ出し |
1. アレンスポーツ デラックス 2台積み(5,534円)
背面キャリアの入口にあたる価格帯で、レビュー件数は3万6千件を超えています。まずキャリアを試したい人が最初に見る一台です。
取り付けはベルトで車体に回して締める方式です。載せたあとに、ナンバーと後ろのランプが隠れていないかを必ず見てください。
- 使わないときは畳んで置ける
- スポイラーやリアワイパーの形で付かない車種がある
- 載せる前に車体側の適合を確認する
2. Terzo EC16BK リア2台積み(17,167円)
毎週末に積む使い方なら、こちらのように作りのしっかりしたものが結局は楽です。折りたたんで収納できます。
価格は上がりますが、積み下ろしの安定感と固定の速さが違います。取り付けの適合表を先に確認してください。
3. Terzo EC33 車室内横積み用(16,900円)
車内に横倒しで積むための固定具です。荷室に寝かせると転がる、という悩みを道具で解決する方向になります。
外から自転車が見えないので、駐車中の不安も減ります。荷室の面積は使いますが、決まりごとを気にせず走れます。
4. Trilancer シンチストラップ 4本(949円)
荷室に寝かせるだけなら、実はこれで足ります。フックに回して締めるだけで、走行中のゴトゴトが止まります。
1万件を超えるレビューが付いた定番で、キャンプ用品の固定にも使い回せます。まず1袋あると心強い道具です。
5. SOY’S F 荷締めベルト(1,380円)
マジックテープ式で長さを選べるベルトです。自転車のフレームをシートレールへ結ぶ用途に向きます。
金具がないぶん内装を傷つけにくいのが利点です。強く引く固定にはラチェット式のほうが向きます。
6. 折りたたみ自転車用 収納バッグ 16〜20インチ(2,580円)
畳んだ車体をすっぽり覆う袋です。チェーンの油もタイヤの砂も内装に触れないので、荷室に寝かせる人ほど効きます。
そのまま電車の輪行にも使えます。車と電車を使い分ける人なら、一枚で両方まかなえます。
調べていて見えたこと
キャリアの価格は5千円台から5万円台まで開きがあります。差は素材と固定方式で、安いものはベルト固定、高いものは金具でしっかり掴む形でした。
一方で、荷室に寝かせる派が買っているのは千円前後のベルトです。同じ「積む」でも、支出の桁が変わります。

年に数回なら千円の道具で足り、毎週なら1万円台の道具が体を守る。回数がそのまま答えになる買い物だと感じました。

よくある質問
買う前の疑問と、付けたあとにつまずきやすい点をまとめました。
前輪を外せば入る車種があります。クロスバイクやロードは輪行袋に入れて後席を倒し、寝かせて積む形です。ホイールを外す手間はかかるので、頻度が高いならキャリアのほうが続きます。
背面タイプは2台から3台が主流です。ただし積載重量の上限があり、はみ出しの決まりもあります。台数よりも、ナンバーと灯火が隠れないかを先に確認してください。
ペダルを折りたたみ式に替えると幅が縮みます。サドルを抜き、ハンドルを下げるのも効きます。それでも通らないなら、車体側ではなく積み方を変えるほうが早いです。
はみ出しの基準は一般道と同じで、後方は車両全長の10分の1までです。背面キャリアは風の影響も受けるため、固定の緩みを出発前とサービスエリアで確認してください。
チェーン側を下にして寝かせているのが原因です。チェーンのある側を上にして置くだけで、付く量はかなり減ります。輪行袋に入れてしまえば、油もタイヤの砂も内装に触れません。

畳んだ自転車は重心が高く、寝かせても転がります。荷室の壁側に寄せ、固定バンドでフックに留めてください。毛布を1枚かませると、揺れも傷も止まります。
多くはサドルとペダルが原因です。シートポストを根元まで下げる(抜けるなら抜く)、ハンドルポストを畳んで低くする、折りたたみ式ペダルなら畳む。この3つで左右5cm前後は縮みます。
車体をこれから選ぶなら、畳んだ形が違う2ブランドの比較が参考になります。
まとめ
先に測るのは自転車ではなく車です。開口部が通れば、キャリアを買う前に答えが出ます。
- □ 荷室の開口部の高さと幅を測った
- □ 畳んだ寸法(幅80〜90cm・高さ64〜73cm)と比べた
- □ 積むのは1台か2台かを決めた
- □ キャリアならナンバーと灯火が隠れないか確認した
- □ 車内積みなら荷室の保護と固定を用意した
- □ 積み方が決まったら → 1台なら固定バンド/2台ならアレンスポーツのキャリアをAmazonで見る(測り方に戻る)
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※当サイトの個人的見解です。荷室寸法と積載の可否は車種・年式・グレードによって変わるため、実車で採寸してからご判断ください。積載の決まりごとは道路交通法および道路運送車両法の保安基準に基づく一般的な説明で、個別の判断は所轄の警察署にご確認ください。価格と評価は2026年8月時点のAmazon表示で、販売者により変動します。
出典:MOTOR FAN「そのキャリア、違反かも?ナンバープレートのルール」/行政書士法人 井口事務所「サイクルキャリアが違法とならない為の注意点」/じてまに研究所「折りたたみ自転車を車に積む方法」/自転車でGo.com「DAHON RouteとTern Link A7の違い」


