創業者が親子のDAHONとTern、初めての1台に選ぶならどっち?
折りたたみ自転車を調べると、必ずこの2ブランドが並びます。見た目も値段も近くて、どちらを選べばいいのか決められません。
近いのには理由があります。Ternを立ち上げたのはDAHON創業者の息子で、入門モデルのスペックはほとんど並びます。
それでも差は出ます。効いてくるのは畳んだときの形と価格、それに買える場所です。はじめにどこまで同じかを数字でご確認ください。
入門モデルのスペックはほとんど同じ
定番の入門2台を並べると、重量も変速も適応身長も並びます。
| 項目 | DAHON Route | Tern Link A7 |
|---|---|---|
| ホイール・変速 | 20インチ(406)・7段 | 20インチ(406)・7段 |
| 車体重量 | 12.1kg | 12.1kg |
| 適応身長 | 142〜193cm | 142〜190cm |
| 畳んだ寸法 | W89×H64×D34cm | W80×H73×D39.5cm |
| 税込価格 | 53,900円 | 65,780円 |
設計の系譜が同じだから数字が近い
DAHONを創業したのはデビッド・ホン氏、Ternを立ち上げたのは息子のジョシュア・ホン氏です。親子で別の会社を持っている、という関係になります。
折りたたみの考え方も似ています。フレームの真ん中で二つ折りにし、ハンドルポストを倒す方式はどちらも同じです。
体格の受け止め方も並んでいる
適応身長は142〜193cmと142〜190cm。どちらも1台で50cm近い幅をカバーします。身長で選び分ける必要はほとんどありません。
身長からの選び方そのものはインチではなくフレームで決まる話にまとめています。
差が出る3つのこと
畳んだ形・価格・買える場所。この3つで選ぶと迷いません。
畳んだ形は「低く広い」か「狭く高い」か
DAHON Routeは幅89cmで高さ64cm。Tern Link A7は幅80cmで高さ73cm。同じ体積でも形が違います。
車の荷室に積むなら、開口部が低い車はDAHON型、幅の狭い車はTern型が通ります。車に積むときの測り方と合わせて考えてください。
入門モデルの価格差は11,880円
53,900円と65,780円で、差は11,880円です。スペックが並んでいるぶん、この差をどう見るかが判断になります。
Ternのほうにはハンドルポストの高さ調整など、使い勝手に効く仕掛けが載ります。家族で共用するなら、その差額は戻ってきます。
買える場所と、あとから頼れる先
Ternは日本法人が公式サイトを持ち、取扱店が明示されています。DAHONは複数の代理店が扱っており、同じ名前でも扱いが分かれることがあります。
どちらも通販で買えますが、折りたたみは組み立てと初期調整で乗り味が変わります。近くに見てもらえる店があるかは、価格差より効く場面があります。
おすすめ商品
運び方と予算で選び分けられます。2問で見てみてください。
Q1. 主にどうやって運びますか?
| 製品 | 種別 | 価格 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| DAHON Hit 2026 | 車体・20インチ6段 | 49,500円 | 5万円以内で始める |
| Tern CREST | 車体・451の8段 | 56,418円 | 走りを重視する |
| DAHON純正 輪行袋 | 14〜20インチ対応 | 4,900円 | 車と電車で運ぶ |
| オーストリッチ ちび輪バッグ | 小径車用の定番 | 5,417円 | 電車で担ぐ |
| DAHON純正 リアキャリア | 16〜20インチ用 | 5,400円 | 荷物を積みたい |
| DAHON純正 キックスタンド | 14〜26インチ対応 | 3,980円 | 立てて置きたい |
1. DAHON Hit 20インチ 2026年モデル(49,500円)
DAHON側の入口にあたる価格帯です。アルミフレームで20インチ、変速は6段。まず1台目という人が選ぶ位置にいます。
Routeとは兄弟のような立ち位置で、畳み方は同じ考え方です。5万円を切る値付けが強みになります。
- 畳んだ形は低く広い。車の荷室に寝かせやすい
- スタンド・泥除け・カゴは別売り
- 通販で買ったら最初に店で点検を受ける
2. Tern CREST 20インチ(56,418円)
Tern側で手に入りやすいミニベロです。451ホイールの8段で、走りを重視した性格になります。
451は転がりが軽い代わりに段差の突き上げが硬めです。タイヤの規格の違いは406と451の見分け方にまとめています。
3. DAHON純正 輪行袋 14〜20インチ(4,900円)
車の荷室に積むときの養生としても使えます。チェーンの油とタイヤの砂を内装に付けたくない人向けです。
畳んだ寸法と袋の内寸を並べてから選んでください。高さのある畳み方をする車体は縦の余裕が要ります。
4. オーストリッチ ちび輪バッグ(5,417円)
小径車の輪行では定番の袋です。レビューが160件を超え、電車で担ぐ使い方の評価が集まっています。
持ち込みのサイズの決まりは輪行袋の記事で確かめてください。
5. DAHON純正 リアキャリア 16-20インチ(5,400円)
荷物を積みたい人が最初に足す部品です。純正なので取り付け穴の位置で悩みません。
後ろに荷台があると、カゴを載せる選択肢も増えます。
6. DAHON純正 キックスタンド 14〜26インチ対応(3,980円)
スポーツ寄りの折りたたみはスタンドが付かない車体が多く、買ったその日に困ります。伸縮式なのでインチ違いにも合わせられます。
室内で立てて置きたい人ほど、最初に足しておくと扱いが楽になります。
調べていて見えたこと
Amazonで手に入りやすいのはDAHON側で、Ternは車体の在庫が限られていました。Ternは公式サイトで取扱店を出しており、店で買う流れが基本になっているようです。
「どちらが良いか」より「どちらが自分の生活圏で買えて、あとから見てもらえるか」で決まる場面が多いと感じました。

もうひとつ。純正アクセサリーの充実はDAHONが一歩前でした。輪行袋・キャリア・スタンドまで型番でそろうので、適合を調べる手間が減ります。

よくある質問
買う前の疑問と、付けたあとにつまずきやすい点をまとめました。
シートポストやペダルのように規格が共通の部品は入れ替えられます。一方でハンドルポストやヒンジまわりは車種ごとの専用部品です。交換前に径や形式を実測して確かめてください。
走りの差はほとんどないので、置き場と運び方で選びます。駅の階段を担ぐなら縦に長いTern型、車の荷室に寝かせるなら低いDAHON型が扱いやすいです。
フレーム素材と変速段数、それにタイヤの規格が変わります。451ホイールのモデルは転がりが軽くなる代わりに、段差の突き上げは硬くなります。街乗り中心なら406のままで十分です。
ヒンジのガタとフレームの割れだけは実物で確認してください。折りたたみは畳む部分に力が集中します。年式が分かる個体で、動かしたときに音や遊びが出ないものを選ぶのが安全です。
輸送のために緩めてある箇所があり、変速が決まらない・ブレーキが片効きすることがあります。最初に自転車店で点検を受けると、その後の1年が変わります。持ち込み整備を受けてくれる店かは、買う前に電話で聞けます。

畳んだ形がブランドで違うためです。高さ73cmのTern型は、縦の余裕がある袋を選びます。買う前に自分の車体の畳み寸法と袋の内寸を並べてから注文してください。
スポーツ寄りの折りたたみは装備が最小限で、いずれも別売りです。立てて置きたいならスタンド、雨の日に乗るなら泥除けを後ろだけでも、荷物を積むならハンドルに留めるカゴ。通勤で使うなら鍵とライトは初日から要ります。
まとめ
走りで選ぶ2択ではありません。畳んだ形と、買ったあとに頼れる先で決まります。
- □ 入門モデルのスペックがほぼ同じだと分かった
- □ 畳んだ形(低く広い/狭く高い)のどちらが自分に合うか決めた
- □ 価格差11,880円をどう見るか考えた
- □ 近くに見てもらえる店があるか調べた
- □ スタンド・泥除け・カゴの追加費用を見込んだ
- □ 運び方が決まったら → 車の荷室ならDAHON Hit/電車で担ぐならTern CRESTをAmazonで見る(差が出る3つに戻る)
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※当サイトの個人的見解です。実機を所有しての比較ではなく、メーカー公表値と購入者レビューを突き合わせて整理しています。スペック・価格は2026年8月時点のメーカー公表値で、モデルチェンジにより変わります。Amazonの価格と評価は同時点の表示で、販売者により変動します。
出典:Tern Japan公式「LINK A7」スペック/サイクルスポット「DAHON Route」スペック/シクロライダー「DahonとTernを比べてみる」/自転車でGo.com「DAHONとTernの違いを10項目で」


