自転車を車に載せて出かけたくなると、背面に付けるか屋根に載せるかで迷います。値段だけ見れば、背面用は6千円から、屋根用は2万円からです。

ただ、先に見るのは値段ではありません。背面キャリアでナンバープレートやブレーキランプが隠れると、そのまま走れば違反になります。載せたあとに車の後ろへ回って確かめる部分です。

そして屋根用は本体だけでは付かず、車種専用の土台が別に3〜5万円かかります。総額の話が変わってくるので、隠れると違反になる線引きから順に押さえていきます。

車載用のキャリアを5年使った人が、良かった点と困った点を話している動画です。

背面に付けると隠れるもの

先に法律の話です。ナンバープレートは常に見やすいように表示することが道路運送車両法で決まっています

荷物やキャリアで文字が読めなくなっている場合も、同じように違反として扱われます。

加えてブレーキランプとウインカーが自転車で隠れると、整備不良や番号灯の視認義務違反になります。

  • ナンバープレートが読めなくなる状態は違反
  • ブレーキランプ・ウインカーも隠してはいけない
  • 載せたあとに後ろへ回って目で確かめる

付けた直後ではなく、載せたあとに見る

キャリアだけ付けた状態では隠れていなくても、自転車を載せるとタイヤやフレームが被さります。

確認するのは載せたあとです。車の後ろに立って、数字が読めるかとランプが見えるかを目で見ます。

初心者
初心者
少しだけなら隠れても大丈夫では
文字が判読できるかどうかで見られます。一部でも読めなければ同じ扱いになるので、そこは詰めておいたほうが安心です。

屋根用は本体だけでは付かない

いっぽう屋根用にも見落としがあります。キャリア本体を載せるための土台が、車種ごとに別で必要になります

ルーフレールが付いている車なら、そこに橋渡しするバーだけで済むこともあります。何も付いていない車だと、車種専用の取り付け金具から揃えることになります。

この土台が3万円から5万円ほどかかるので、本体2万円台という表示だけでは総額が読めません。

買う前に確かめる3つ

ここを外すと使えません。載せる自転車の重さと、車の後ろ側の形を先に確かめてください

① 電動アシストは重量制限を超える

背面に付けるタイプは、1台あたりの積載重量が15kgから20kgに設定されているものが多くなっています。

電動アシスト自転車は車体だけで25kgから31kgあります。この時点で多くの製品の上限を超えます。

  1. 載せたい自転車の車重をカタログで調べる
  2. キャリアの1台あたりの制限重量と見比べる
  3. 超えるなら車内に積む方法へ切り替える

電動の車重は子供乗せ電動自転車の安いモデルは大丈夫?でも扱いました。子乗せ用は31kg前後です。

② 軽自動車は選べる型が限られる

軽自動車の場合、後部バンパーの構造や牽引装置の認可の関係で、ヒッチを後付けできない車種があります。

現実的なのは背面のフック式か、ルーフレールに対応した屋根用のどちらかになります。

折りたたみ車を車に積む話は1万円台の折りたたみ自転車おすすめ12台でも触れています。

③ 通販で完結するのは背面用だけ

調べていて分かったことがあります。屋根用は通販でのレビューが2件や4件しか付いていません

土台が車種専用で、そちらは店で適合を見てもらう前提の商品だからです。背面用は59件や400件のレビューが付いています。

キャリア 付ける場所 星(件数) 価格
汎用トランク型背面3.4(59)¥5,999
TAYTHI トランク型背面評価なし¥7,099
Terzo EC16BK背面4.0(400)¥17,325
Terzo EC29屋根4.4(4)¥20,218
Terzo タイヤホールド屋根3.0(2)¥26,125

価格は2026年8月時点のもので、屋根用は別途で土台が要ります。

車と自転車から選ぶ

載せる自転車と車の形で決まります。下の2問で絞ってください。

🚗
どこに付ける?
2問で候補が決まる
1
2
載せる自転車車の屋根

Q1. 何を載せますか?

1. 汎用トランク型(5,999円)

背面にストラップで留めるタイプでいちばん安い部類です。星3.4で59件でした。

全体で58kgまで受けられますが、載せたときにナンバーとランプが隠れないかは車種によります。買う前に後ろの形を見ておいてください。

  • ストラップで留めるので工具が要らない
  • 星3.4と評価は割れている
  • ナンバーが隠れないかは載せて確認する

2. TAYTHI トランクキャリア(7,099円)

同じ背面用で、こちらは耐荷重45kgです。3台まで積めます。

ただしレビューがまだ付いていません。届いてから合わないと分かる可能性があるので、そこは承知のうえで選んでください。

3. Terzo EC16BK(17,325円)

背面用でレビューが400件と最も多く、星4.0でした。数字が安定しているぶん判断しやすくなります。

使わないときは折りたたんでしまえます。国内メーカーなので取り付けの情報も見つけやすい製品です。

  • レビュー400件で評価が読み取りやすい
  • 折りたたんで収納できる
  • 2台積みで背面に付ける

4. Terzo EC29(20,218円)

屋根に載せるタイプで、前輪を外してフォークを固定します。後ろが空くので荷室を使えます。

レビューは4件しかありません。加えてこれを載せる土台が車種ごとに別で要ります。総額は本体の表示だけでは決まりません。

  • 前輪を外して固定するので車高が抑えられる
  • 車種専用の土台が別途3〜5万円
  • レビュー4件で評価はまだ当てにならない

5. Terzo タイヤホールドタイプ(26,125円)

車輪を外さずにタイヤを掴んで固定する屋根用です。前輪を外す手間がありません。

こちらもレビューは2件です。屋根用は通販で判断しきれない領域だと考えたほうが安全です。

レビューを読み比べて見えたこと

背面用と屋根用でレビューの数がまったく違いました。

背面用は59件と400件、屋根用は2件と4件です。屋根用は土台が車種専用で、店で適合を確かめてから買う商品だからだと考えられます。

いっぽう背面用のレビューで割れるのは、車体に傷が付いたという指摘でした。ストラップが当たる場所に布を挟むかどうかで変わります。

Terzo テルッツォ サイクルキャリア 2台積み リア用 EC16BK
背面用でレビュー400件。折りたたんで収納できる(画像:Amazon)

いちばん安い部類だと6千円台からあります。ストラップで留めるので工具は要りません。

汎用の自転車サイクルキャリア 車載 リアキャリア 3台積み
5,999円の背面用。載せたときにナンバーが隠れないかを確認する(画像:Amazon)

屋根用は前輪を外して固定する形です。後ろが空くぶん、荷室をそのまま使えます。

Terzo EC29 サイクルキャリア ルーフ用 フォークダウンタイプ
屋根用は車種専用の土台が別で要る(画像:Amazon)

電車で運ぶ方法とも比べたい場合は輪行袋は前輪のみのタイプで電車に乗れる?を見てください。

使い始めてから出てくる3つ

載せて走ってから気づきやすいのは、この3つです。

① 車体に傷が付いた

  • 症状:ストラップの当たる場所の塗装がはげる
  • 原因:砂が挟まったまま締めて擦れている
  • 対処:拭いてから布を1枚挟んで固定する

② 高さ制限で入れなくなった

  • 症状:立体駐車場やガレージに入らない
  • 原因:屋根に載せた分だけ全高が増えている
  • 対処:載せた状態の高さを測って控えておく

③ 雨で自転車が汚れた

  • 症状:着いたらチェーンが濡れて泥だらけ
  • 原因:外に載せているので走行中の水を受ける
  • 対処:カバーをかけるか、着いたあとに拭く

濡れたあとのチェーンは錆びた自転車チェーンは復活する?の手順で手入れしてください。

よくある質問

背面に付けるとナンバーが隠れますが違反ですか?

違反になります。ナンバープレートは常に見やすいように表示することが道路運送車両法で決まっていて、荷物やキャリアで文字が判読できない場合も同じ扱いです。ブレーキランプやウインカーが隠れる場合も整備不良にあたります。

電動アシスト自転車も載せられますか?

多くの背面用では超えます。1台あたりの制限重量が15kgから20kgに設定されているものが多いのに対し、電動アシストは車体だけで25kgから31kgあるためです。カタログの車重を確かめてから選んでください。

屋根用は本体だけで付きますか?

付きません。キャリア本体を載せるための土台が車種ごとに別で要ります。ルーフレールがあればバーだけで済むこともありますが、何もない車だと専用の取り付け金具から揃えることになり、3万円から5万円ほど追加になります。

軽自動車でも使えますか?

使えますが型が限られます。後部バンパーの構造や牽引装置の認可の関係で、ヒッチを後付けできない車種があるためです。現実的なのは背面のフック式か、ルーフレールに対応した屋根用のどちらかになります。

屋根用のレビューが少ないのはなぜですか?

土台が車種専用で、店で適合を確かめてから買う商品だからだと考えられます。調べた時点で屋根用は2件と4件、背面用は59件と400件でした。屋根用を選ぶならカー用品店で適合を見てもらうほうが確実です。

そもそもキャリアを買うかどうかで迷っているなら、畳んで荷室に入るかを先に測る手順から見てください。

まとめ

  • ①載せたあとにナンバーとランプを目で見る
  • ②背面用は1台15〜20kgの制限が多い
  • ③電動アシストは25〜31kgで超える
  • ④屋根用は車種専用の土台が別に要る
  • ⑤屋根用は店で適合を見てもらうほうが確実
  • 背面用ならTerzo EC16BKまず安く試すなら汎用トランク型をAmazonで見る

背面用と屋根用は、値段の差だけではありませんでした。片方は通販で完結し、もう片方は車種専用の土台から揃えることになります。

そして背面用を選ぶなら、載せたあとにナンバーとランプが見えているかを毎回見てください。ここは車体の値段とは別の話です。

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※当サイトの個人的見解です。法的な判断ではありません。ナンバープレートと灯火類の表示は道路運送車両法およびその施行規則、道路交通法によります。適合する車種・積載重量・全高は各製品と車両の仕様をご確認ください。価格と評価は2026年8月時点のAmazon表示で、販売者により変動します。

参考:MOTOR FAN(キャリアとナンバープレートのルール)バイクキャリアガイド(はじめての方のための解説)ハウスケアラボ(車種別の選び方)サイクルショップブリット(運搬時の注意点)